『エルフェンリート』
〜elfen lied〜

原作:岡本倫
連載:「週刊ヤングジャンプ」集英社刊
    ヤングジャンプ・コミックス

オープニング:「LILIUM」野間久美子 (歌詞はラテン語)
エンディング:「be your girl」河辺千恵子

2005,4/4〜2005,6/27 TVK (月)25:45
にゅう/ルーシー:小林沙苗−−『ヒカルの碁』塔矢アキラ
               『MADLAX』マドラックス
               『忘却の旋律』遠音
               『エルフェンリート』にゅう/ルーシー
               『ガラスの仮面』北島マヤ
               『英國戀物語エマ』エレノア・キャンベル
               『D.Gray-man』アレン・ウォーカー
               『のだめカンタービレ』三木清良

コウタ:鈴木千尋−−『デ・ジ・キャラット』カイ・シュバイツアー
          『エルフェンリート』コウタ
          『Pumpkin Scissors』マーチス准尉
          『すもももももも』半蔵
          『ヒロイック・エイジ』メヒタカ・ポレ

ユカ:能登麻美子−−『成恵の世界』七瀬成恵
          『BURN-UP SCRAMBLE』リリカ・エベット
          『ケロロ軍曹』アンゴル=モア
          『スクールランブル』塚本八雲
          『苺ましまろ』アナ・コッポラ
          『ウィッチブレイド』天羽雅音
          『地獄少女』閻魔あい
          『ネギま!?』宮崎のどか
          『クラナド』一ノ瀬ことみ
          『マリア様が見てる』藤堂志摩子
          『君に届け』黒沼爽子

マユ:萩原えみこ−−『エルフェンリート』マユ
          『D・C・S・S』月城アリス
          『ToHeart2』イルファ(HMX17α)

ナナ:松岡由貴−−『あずまんが大王』大阪(春日歩)
         『宇宙のステルヴィア』アリサ・グレンノース
         『D.C.〜ダ・カーポ〜』水越眞子
         『BLEACH』井上織姫
         『魔法先生ネギま!』エヴァンジェリン
         『エルフェンリート』ナナ
         『極上生徒会』角元れいん
         『おジャ魔女どれみ』妹尾あいこ
         『いぬかみっ!』せんだん

蔵間:細井治−−『エルフェンリート』蔵間

坂東:中田譲治−−『ケロロ軍曹』ギロロ伍長
         『PEACE MAKER 鐡』土方歳三
         『天空のエスカフローネ』フォルケン
         『蒼穹のファフナー』皆城公蔵
         『SoltyRei』ロイ
         『シャングリ・ラ』モモコ

白河、子供の頃のコウタ:生天目仁美−−『スクールランブル』周防美琴
                   『Starship Operators』ディータ・ミルコフ
                   『極上生徒会』神宮司奏
                   『苺ましまろ』伊藤伸恵
                   『灼眼のシャナ』マージョリー・ドー
                   『錬金3級 まじかる?ぽか〜ん』りる
                   『無敵看板娘』鬼丸美輝
                   『境界のRINNE』六文

如月、女の子、カナエ、斉藤:山本麻里安−−『Memories Off』桧月彩花
                     『セラフィムコール』橘うらら
                     『Anime-TV』パーソナリティ

狙撃手、クレープ屋:飯島肇−−『りぜるまいん』パパA
               『一騎当千』楽就

SAT隊長、研究員、警官A:小原雅一

背広の男:木下尚紀

警備員、隊員B:泰勇気−−『D.C.〜ダ・カーポ〜』朝倉純一
             『アルティメットガール』諸星真
             『ゴーストハント』渋谷一也
             『Gift』天海春彦

秘書:谷井あすか−−『ケロロ軍曹』ポヤン、霜月やよい、小猫
          『円盤皇女ワルキューレ』にーな、みどり
          『さよなら絶望先生』小森霧

佐藤、警官C、SAT隊員:武内健−−『グリーン・グリーン』高崎祐介
                  『DEAR BOYS』三浦蘭丸

刑事A:小島敏彦

刑事B、研究員、マユの父、警官B
   :渡辺英雄−−『ごくせん』八田先生
          『ふたりはプリキュアSplashStar』ウザイナー

角沢長官:有本欽隆−−『Starship Operators』間宮タツマ
           『機動戦士ガンダムSEED』パトリック・ザラ
           『舞-HiME』ジョゼフ・グーリア
           『エルフェンリート』角沢長官
           『Angel Heart』李大人

角沢教授:平田広明−−『ONE PIECE』サンジ
           『DearS』ザキ
           『最遊記〜RELOAD〜』沙悟浄
           『BLACK LAGOON』ベニー
           『TIGER&BUNNY』ワイルドタイガー
           『宇宙兄弟』南波六太

荒川:石原絵理子

パン屋の店員:大坂史子

狙撃兵:掛川公岳

学生:高橋秀

トモオ:高木礼子−−『美鳥の日々』綾瀬貴子
          『ヒカルの碁』和谷義高、楽平
          『くじびきアンバランス』リサ・ハンビー
          『金色のコルダ』日野香穂子
          『撲殺天子ドクロちゃん』草壁桜
          『BLEACH』猿柿ひよ里、霞大路瑠璃千代
          『しゅごキャラ!』辺里唯世

少女:下屋則子−−『神無月の巫女』来栖川姫子
         『BLEACH』紬屋雨
         『かみちゃまかりん』九条姫香
         『黒神』クロ
         『鉄のラインバレル』新山理沙子
         『クロスゲーム』月島紅葉

大森:堀江一眞−−『牙−KIBA』ノア
         『S・A スペシャル・エー』辻竜
         『夏目友人帳』田沼要

蔵間の妻:神田朱未−−『D.C.〜ダ・カーポ〜』天枷美春
           『魔法先生ネギま!』神楽坂明日菜
           『ウィッチブレイド』天羽梨穂子
           『クラナド』藤林椋
           『もやしもん』及川葉月
           『クロスゲーム』月島若葉、滝川あかね

3番:高橋美佳子−−『ハチミツとクローバー』山田あゆみ
          『グレネーダー』天道琉朱菜
          『魔法少女リリカルなのは』クロノ・ハラオウン
          『リリカルなのはStrikerS』キャロ・ル・ルシエ
          『エレメンタルジェレイド』レン
          『ながされて藍蘭島』まち
          『銀魂』定春、寺門通
          『ハヤテのごとく!』西沢歩
          『シャングリ・ラ』北条國子

隊員A:奥田啓人−−『ぴちぴちピッチ』真木

マリコ(37番):川上とも子−−『ヒカルの碁』進藤ヒカル
              『ちっちゃな雪使いシュガー』シュガー
              『Kanon』倉田佐祐理
              『AIR』神尾観鈴
              『ミッドナイトホラースクール』リディー,OP&ED歌
              『デ・ジ・キャラットにょ』華麗田さん
              『ケロロ軍曹』日向冬樹
              『うえきの法則』森あい
              『エルフェンリート』マリコ(37番)
              『史上最強の弟子 ケンイチ』風林寺美羽
              『ARIA』アテナ

コウタの父:小野大輔−−『AIR』国崎往人、からす/そら
            『涼宮ハルヒの憂鬱』古泉一樹
            『ドラゴノーツ』カミシナ・ジン
            『黒執事』セバスチャン・ミカエリス
            『宇宙戦艦ヤマト2199』古代進
            『黒子のバスケ』緑間真太郎
            『ばらかもん』半田清舟
            『WORKING!!』佐藤潤
            『進撃の巨人』エルヴィン・スミス

役名なし:岡本倫(特別出演 原作者)
コウタやユカはホント普通のキャラで、にゅうやナナも普段は素直で可愛い女の子な
もんで一見すると“可愛い・ほのぼの”アニメかと思うんですけど・・・、
それは第一話の冒頭から違ってました。

第一話では、或る研究機関の中で一人の少女が“見えない手”の壮絶な力を使い兵士
達の銃弾を受け止め、その兵士達を次々を肉塊に変えながら、扉をひしゃげさせ、ま
るで無人の野を行く様に何十人もの惨殺死体を残しながら歩いて行くシーンから始ま
ります。

彼女の名はルーシー、でも町に出た時彼女は言葉も喋れない程幼い人格に入れ替わっ
ていて喋る言葉も「にゅう、にゅう」ばかり。
コウタとユカはそんな彼女を拾って彼女にそんな力があるとは知らずに一緒に暮らす
事として彼女を「にゅう」と名付ける。
更に、偽父に性的虐待を受け、それすらも「おまえのせいで」と母に見捨てられた幼
い少女マユも家族に加わり四人で暮らす。
その後、彼女を狙う研究所の傭兵や、ルーシーと同じ力を持つナナとの戦いが生じル
ーシーは勝つのだが、彼らの両手足をちぎり落とす迄で命を奪わなかった為に再びそ
の者達に狙われる。

そんな背景があるだけにこの作品はチョット陰湿な雰囲気が漂ってるんだけど、でも
それが明確に“作者側の狙い通り”と分かる分凄く惹かれる物が有ります。
“薄皮一枚隔てて存在する恐怖”というテーマを持った作品として、今まで見事な淀
み具合でかなりの一品になっていますので、今後コウタの過去やナナとの決着がどう
なるのか楽しみです。
                                2005,5月22日

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久しぶりに『今期のベストアニメ』と呼べる作品に出会った気がしましたよ。
(見てなかった人はDVDでみるんだぁ!)

コウタは子供の頃出会ったルーシーによって家族を奪われていた、それを気に病みな
がらも今の安穏とした生活に幸せを感じるルーシー。
しかし最強の刺客として放たれたマリコは10才程の幼く可愛い娘なのだが、(能力
的には)ルーシーを遙かに越えたまさにバケモノ。
彼女はナナを倒し、更にルーシー迄も倒してしまう。

しかしそんな彼女にも悲しい背景があり、それは蔵間主任の悲しい過去でもあった。
マリコと蔵間主任の出会い、それは「父を待ち、暗い部屋の中で耐え続けて来た娘」
と「亡き妻を想い、娘を愛し続けて来た父親」の出会い。
・・しかし今彼はその娘に銃口を向けなければならなかった、多くの人の子を犠牲に
してきた一人の父親として。

この親子の最後のシーンへの展開、そしてここでも川上さんの“悲しい幼子”の演技
は本当に素晴らしかったです。

それとその後のコウタとルーシー(にゅう)の別れの情景、切なかったですよ。

最後ににゅうを失ったコウタの家の風景が流れてましたけど・・・、ナナが幸せに暮
らしててよかったぁ。なんか蔵間さんも喜んでいそうな気がしました。

そして、最後の最後にチャイムが鳴り門の外に見えた女性の影は、あれはきっとにゅ
うだと思うんだけど。だって犬だって喜んでシッポ振ってたからにゅう以外には考え
られないもんね。
て事は、ルーシーはコウタと分かれてから研究所に戻り全てを精算して(勿論角沢長
官を殺して)帰って来たって事か?
その上さらに勝手に憶測すると、角も両方とも折れちゃったし、コウタともあんだけ
情熱的な分かれをした後だから(当分は)ルーシーの意識は亡くなってにゅうとして
帰ってきたんじゃないかな?なんて思ったりして。
DVDのCMにはナナとにゅうがあの家で幸せに暮らしてるシーンが描かれてるみた
いだったから、そんな後日談だったら嬉しいなぁ。
                                2005年7月4日

小屋の入口へ
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